ハツカネズミと人間|John Steinbeck
bunsosha-novels1940
文装舎
本書では50本のショートショートが収録されていますが、その中から表題作「ボッコちゃん」を取り上げます。

星新一
新潮社
1971年5月25日
バーのマスターが趣味で作った美しいロボット「ボッコちゃん」
見た目は人間そっくりだが、できるのは簡単な受け答えと、酒を飲む動作だけ。客は新しい女の子が入ったと思うが、まともな話し相手にはなりません。ロボットなのでお酒はいくらでも飲めます。注文はたくさんいれてもらえるし、さらにロボットのタンクから回収したお酒を提供して再利用できるからマスターにとっては良い商売。
しかしボッコちゃんに本気で熱をあげる青年があらわれ、彼がお店で問題を起こします――。
ユーモアや風刺のきいた数ページの物語集。
1編あたり5~6ページ程度の物語が50編収録されています。本1冊あたりでは300ページを超えるものの、短く区切りがつくのでどんなに集中力がなくても読み進められるでしょう。
表題作のボッコちゃんは、たった6ページの中に流れるような展開と綺麗な落ちをつけています。話を短くまとめるためにも無駄がなく、非常に洗練された印象を受けました。星新一の1000を超える作品の中でも代表的なものであることも頷けます。
ミステリー、寓話、SF、ファンタジー、童話などバラエティにも富んでいて、飽きることなくサクサクと読み進められるでしょう。