漫画/雑誌

神様がうそをつく。

bunsosha-novels1940

ここに本を手に取ったきっかけ、出会い、エピソード、悩みや考えなどを簡潔にまとめる。

アフタヌーンコミックス

神様がうそをつく。

著者

尾崎かおり

出版

講談社

刊行日

2013年9月20日

巻数

全1巻

なつる、今までずっとあのこを守っていたの?

律津子

あらすじ/概要

小学校のサッカーの練習終わり、家に帰る途中で捨て猫を拾った少年なつる。母がアレルギーのため家では飼えないと断られます。仕方なく外に出て猫を諦めようとしたところ、クラスメイトの鈴村に偶然会い、飼育費を払う条件で彼女の家に引き取ってもらうことに。

鈴村は父が置いて行った養育費でスーパーで食材の買い出しから家事まで、弟の面倒を見ながら生活のすべてをまかなっていました。未だに母に甘えているなつるは、そんな彼女の生活を見て驚きと戸惑いを露わにします。

そして彼女たちが抱えていた秘密、父が子供二人残して出ていったきりの生活、「とうふ」と名付けられた拾い猫を見守っていきます。

感想/考察

たった1冊で完結する短いストーリーの中に、キャラクターそれぞれの感情や想いがパラパラと小さな粒となって広がっているイメージ。それでいて物語全体がばらけずに、きっちりとまとまっているのがこの漫画の良さです。

自分が小学生の頃の不器用さや無力さが思い起こされるような感じです。非現実的な話であり、どこか現実味も帯びていて、この作品がもつ独特の魅力にからめとられました。内容としては「小学生がそんなことしないだろう」とつっこみを入れられそうなところもありますが、あながち絶対にあり得ないとも言えない状況が絶妙です。

他人にはとうてい理解できない秘密を抱えて生きていくこと、唯一の理解者がいてくれる救い、これらに想像をはせると、感情移入が止まらなくなり、私にとって特別な漫画の一冊になりました。

SOUND DRAMA

サウンドドラマCD

この漫画のファンはたくさんいて、その中で声優の小林祐介さんと種﨑敦美さんのふたりがとくに好きで、それゆえに出来上がったサウンドドラマがあります。

非公式作品ではありますが公認となっている同人作品ですが、クオリティも非常に高く、この漫画のファンなら絶対に買って損はないものだと思います。ボイスは8人出演、効果音などもしっかりとつくりこまれていました。

シーサイドショップでCDとダウンロード版を購入できますが、CD版には声優お二人のアフタートークも収録されています。

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