#10 御書印巡了の旅「岐阜県制覇!大垣市編」のきさき書店
御書印めぐり連載記事第10弾は岐阜県で最後の書店です。御書印対象店舗は全国で600店以上あるうち、岐阜県内は6店舗だけだったので少ないですよね。
大垣市ののきさき書店は、その名の通り民家ののきさきでひっそり営業している個人書店です。営業日が不規則なので来店予定なら事前にInstagramで連絡すると確実です。私はあらかじめ行きたい日を伝えたら「開けておきますね~」といって営業してもらえました。
御書印は対象店舗で300円支払えば捺してもらえますが、せっかくならば御書印の趣旨に則って、できる限りその書店とのご縁にちなんだ本を購入していきます。
- 必ず本を1冊以上購入する
- できればその土地や本屋に縁のある本を選ぶ
- 自分が読みたい本を選ぶ
とくに大型書店はその書店ならではの特色を抽出しにくいので、あくまでも自分が読みたい本の範囲に限ったゆるいルールでスタートします。
のきさき書店(里山企画菜の花舎)

古民家の古本屋&書店で、 大垣をはじめ西濃エリアの郷土史料などを中心に小説、時代小説、謡曲本、昔の教科書、絵本、漫画など幅広く扱っています。
一冊取引所を通した新刊も扱っているようですが、割合的には古本のほうがかなり多かったですね。


最初はのきさきのブックワゴンにある本ですべてかと思って戸惑いました。事前にメッセージでやりとしをした際に、店主から「最近イベントに出店して本が少なくなってるけど…」と聞いていたので。
玄関を入ると中は本に囲まれた部屋があらわれます。お店の構えではないので、人の家に入るようなちょっと勇気がいります。

目の前には新刊コーナーの棚と、いくつかの小物雑貨が販売されています。私はせっかくなので新刊と古本を両方購入していきました。
本を選び終わると店主の松島さんが「まあまあお話でも」といって、お茶とお菓子を出してもらいながら座卓で談話しながら過ごしました。かつてないくらいのアットホームな書店です。しかも松島さんは長年ライターをされていたので、その取材や知見から話の引き出しが多いこと。

古本エリアは小説や実用書などに加えて、希少で文化的な価値がありそうないわゆる古書もたくさんありました。

御書印対象店なので御書印帖がたくさんあります。御書印帖自体は無料です。
その隣に珍しい公式の御書印帖カバーが販売されています。結構レアなもので、御書印対象店舗の内10%くらいのお店でしか置いておらず、近隣だと名古屋市内に4店舗、岐阜県内ではこののきさき書店だけです。
御書印プロジェクトに関するちょっとした裏話なども聞けて、岐阜県最後の御書印めぐりはとても充実した時間になりました。私が住む美濃加茂市から遠いのが残念ですが、同じ県内なのでまた機会をうかがって訪れたいです。
美しい街

孤高の詩人尾形亀之助(1900~1942)の全詩作から五五編を精選。
尾形亀之助という詩人をまったく知らなかったのですが、非常に素朴な飾らない詩を書くことで有名なようです。断片的に読んでなんとなく惹かれました。製本も綺麗なのでつい手に取りたくなります。
青空文庫でフリーで読めますので気になる方は一読してみては。

ジーノの家

内田洋子
文藝春秋
2011年2月10日
知人がイタリアンカフェをやっており、イタリア人の話を聞くこともあったのでなんとなく気になった古本。パラパラとページをめくってながめるだけで面白そうなエッセイでした。

朗読者

ベルンハルト・シュリンク
新潮社
2000年4月25日
こちらは2度ほどすでに読んだことがあり、映画版「愛を読むひと」も観たことがあります。戦争犯罪と個人の尊厳を天秤にかけた名作です。
古本でしたがとても状態が良かったのでつい買ってしまいました。

人の心に種を蒔く

養老鉄道のスタンプでしょうか。
人の心にきっかけを与える意味で種を蒔き、やがて芽を出し実を結ぶ。まさにそんな心の種になるようなものが”本”だと思いますね。











