#13 御書印巡了の旅「愛知県豊橋市編」本屋 旅の扉・豊川堂本店
路面電車が走る活気ある街、愛知県豊橋市へやってきました。お隣の静岡県浜松市には何度も行ったことがありますが、豊橋を観光するのは初めてです。
今回訪れた御書印店舗は超ユニークな異業種コラボ車屋×本屋の『本屋 旅の扉』と、明治創業の歴史を誇る老舗の『豊川堂』の2店舗です。
御書印は対象店舗で300円支払えば捺してもらえますが、せっかくならば御書印の趣旨に則って、できる限りその書店とのご縁にちなんだ本を購入していきます。
- 必ず本を1冊以上購入する
- できればその土地や本屋に縁のある本を選ぶ
- 自分が読みたい本を選ぶ
とくに大型書店はその書店ならではの特色を抽出しにくいので、あくまでも自分が読みたい本の範囲に限ったゆるいルールでスタートします。
本屋 旅の扉

豊橋に行く前に御書印対象店舗を調べていて目を疑ったのですが、なんとここは日産のディーラーなのです。車屋の中にある本屋というのが全く想像つきませんよね。
本当に入っていいのか不安になりましたが、駐車場に車を停めるとスタッフが寄ってきて親切に案内してくれます。車屋特有のサービス接客に申し訳なさを感じながら「本だけ見たくて…御書印も欲しいのですが…」と言うと、快く店内に促されました。
車の客じゃなくてすみませんと思ったのですが、どうやら本が目当ての客や御書印のために来る人も少なくないようです。御書印巡りをするかた安心してください。

そもそもなぜ車屋×本屋なのか疑問に思っていましたが、どうやら「旅の扉」にヒントがあります。ここは旅をテーマにした本やエッセイをメインに扱っており、車に乗って旅に出るきっかけの場を提供しているそうです。そう考えると異質な組み合わせも理にかなっているように思いますね。


本屋といっても車屋の中の一角なので規模は小さいです。そのぶん『旅』に特化した本が多く並んでおり、非常にコンセプトがしっかりされていると思います。
ラウンドテーブルでじっくり本を読んで選んでも大丈夫です。数冊の本を引っ張り出してパラパラ読みながら吟味していたら、スタッフのかたがサービスでコーヒーも出してくれました。


『旅』をあらゆる方向から分類しています。歴史や文化から再発見する旅、独りを愉しむ旅、エッセイで綴られた旅、実践的な旅など。
本当の自分を知りたかったら人生という名の「旅」に出掛けてみませんか。なんだか車のCMでも使えそうなキャッチーでストーリー性のあるコンセプトです。

バリューブックスのリサイクルノート『本だったノート』や『漫画だったノート』が置いてありました。市場で値がつかない本を古紙から再生紙へとリサイクルした製品です。
普通の書店とは一風変わった本に出会えると思います。
本を書く

アニー・ディラード
田畑書店
2022年2月7日
執筆という行為の本質を鋭く、そして詩的に描き出した作家による作家のための精神的ガイド。本を書く人、何かを書く人にとって拠り所になるような一冊。
田畑書店からポケットスタンダードシリーズとして復刊した本です。

人生という名の「旅」

茶色は初めての御書印カラーです。
貼り付けタイプの御書印ですが、すかし和紙を使用した粋な御書印でした。御書印帖に貼る前に光にかざして楽しめます。
透かし和紙がインクを吸いやすいので、見開きで隣の御書印が移らないように注意が必要です。
本当の自分を知りたかったら、人生という名の「旅」に出掛けてみませんか。
「旅」をテーマにした名言がのった栞ももらいました。車屋と旅というのもまた良い組み合わせですね。
豊川堂本店

SINCE 1874の看板を見てびっくり、150年以上の歴史ある老舗の本屋です。前述した『本屋 旅の扉』でも、御書印を集めているならぜひ豊川堂さんに行ってくださいと言われました。
近隣には官公庁、吉田城、美術博物館、豊橋公園などがあり、文化の象徴的な存在感があります。


創業時には教科書販売から始まったこともあり、現在でも地域に根差した書店として営業されています。
教科書や一般図書の販売はもちろん、東三河地方の郷土本なども出版されています。

読者の人生を豊かにするため、本が新しい知識との出会いになることを理念に掲げている豊川堂。本から得た知識を体験し知恵として育む、その心豊かな人生を後押しする本屋でしょう。

レジ前のご当地ブックカバーチャームのガチャポンが可愛かったです。
AI独学超大全

佐藤勝彦
SBクリエイティブ
2025年10月17日
急速に発展するAI業界においていかれないよう、1冊くらいは専門書を読んでみようと思いました。AIチャットツールを課金して利用していますが、はたしてAIの力を最大限使えているのか。もっと実践的で有効な活用もあるかもしれません。
AI技術に翻弄される人、乗りこなす人、技術が人々の格差を広げる時代もそう遠くないのかもしれません。

晴読雨読

晴耕雨読という慣用句がありますね。晴れた日は外で働き、雨の日は家で読書をする豊かなライフスタイルを示します。
御書印に力強く書かれた『晴読雨読』は、晴れても雨でも本を読む、本好きの人のための造語でしょう。一番達筆な御書印メッセージです。











