#15 御書印巡了の旅「名古屋市中村区名駅編」星野書店・ジュンク堂名古屋店・三省堂名古屋本店
今回の御書印巡りは名古屋駅近辺です。3店舗の距離が近いので、いっぺんにまわることも可能だと思います。
三省堂名古屋本店はJRから直結のゲートタワー内に、星野書店は名鉄名古屋からのアクセスが良いです。ジュンク堂名古屋店は駅から少し歩くものの、十分徒歩圏内です。
栄にも大きな書店があったことから、名古屋駅周辺は巨大書店の激戦区でもありますね。

御書印は対象店舗で300円支払えば捺してもらえますが、せっかくならば御書印の趣旨に則って、できる限りその書店とのご縁にちなんだ本を購入していきます。
- 必ず本を1冊以上購入する
- できればその土地や本屋に縁のある本を選ぶ
- 自分が読みたい本を選ぶ
とくに大型書店はその書店ならではの特色を抽出しにくいので、あくまでも自分が読みたい本の範囲に限ったゆるいルールでスタートします。
星野書店近鉄パッセ店

名鉄名古屋駅からすぐの近鉄パッセ8階にある書店。こちらは全国規模の大型書店ではありませんが、明確な特徴のある本屋でした。
とにかく芸能関係や写真集といったジャンルの棚が際立っています。

アイドルやグラドルの写真集がずらっと並んでいます。定期的に音楽やアイドル雑誌のバックナンバーフェアや、イベント等を催しているようです。駅からのアクセスが良いことからも、ファンにとっては嬉しい立地の書店ですね。
もちろん総合書店として各種書籍、雑誌、漫画なども充実しています。

この本屋の特色をつかんだ選書基準ならば写真集などを選びたいところですが、好きなタレントがいないので無難に文庫本を購入していきました。
もものかんづめ

さくらももこ
集英社
2001年3月16日
過去に読んだことのあるさくらももこのエッセイですが、ふともう一度読みたくなり購入。私が好きな町の郡上八幡がさくらももこと縁のある場所だと知ったのもきっかけの一つ。
読んだ人も多いベストセラーエッセイなので、間違いなくおすすめできる笑える一冊です。

いっしょうけんめいのんびりしよう

青緑の珍しい御書印です。星野書店にちなんだ星のマークが印象的。
「いっしょうけんめいのんびりしよう」がドラえもんの名言らしく書かれていますが、このセリフはのび太の発言です。何かと忙しさに追われている現代人に向けた、実にのび太らしいメッセージですね。
三省堂書店 名古屋本店

名古屋駅最大級の三省堂書店名古屋本店。栄の丸善 名古屋本店(1,474坪・約120万冊)に次いで、三省堂書店 名古屋本店(約1,000坪・80万冊)となっています。
栄の丸善は階数が多く本屋全体を見るのが大変ですが、三省堂はワンフロアで広大な面積があり、駅からのアクセスも抜群なのがメリットです。

基盤フェアのようなマニアックな特集がありました。

最大の特徴はUCCのBOOKS&CAFEと連携していることでしょう。購入前の本を持ち込んで読みながらカフェでゆっくりできます。
本の持ち込みは2冊まで、雑誌や漫画は持ち込み対象外のようです。返却はカフェでの精算時にそのまま返せるのが便利です。

1時間足らずでだいたい読み切れそうで、興味がある本を借りてきました。表紙デザインが可愛い体力に関する実用書 体力おばけへの道です。
私の知人にありえないほどの体力おばけがいるので、彼はいったいどんな生活をしてあの体力を維持しているのだろうと気になってました。しかし突き詰めるとやっぱりこの手の内容は「生活習慣を整えて運動しましょう」に行き着きますね。

コーヒーはすべてサイフォンで抽出してるのが特徴です。熱々の香り高いコーヒーが飲めます。
ミニワッフルは書店で1,000円以上購入したレシートで無料になる平日限定サービスです。甘くカリッとしたワッフルはコーヒーとの相性も抜群。
読まない人に、本を売れ。

永松茂久
ライツ社
2025年11月21日
令和で最も売れたビジネス書『人は話し方が9割』がいかにして誕生し、ミリオンセラーへと至ったのか、その舞台裏を描いたドキュメンタリー形式のビジネス戦術書です。
タイトルの通り「本を読まない層(未開拓市場)」にどう届けるかという逆転のマーケティング論が本書の核心。

森博嗣 有限と微小のパン

印影のキャラクターは三省堂書店東海地区公式ゆるキャラ「名古屋本店えびふわちゃん」だそう。2017年4月17日生まれ(名古屋本店オープン日)です。
ストレートに小説の一節を引用した御書印メッセージでした。
貴方の思考と感情の飛躍は、万華鏡のように綺麗なランダムなのよ。
ジュンク堂書店名古屋店

名古屋駅から徒歩6分に位置し、地下からいくならユニモール地下街6番出口からすぐです。他の大型書店と比べて地味な立地ですが、人の行き交いは非常に多い場所。
大型商業施設に入ってる書店と違い非常に静かで、落ち着いて本を選びたい人にはぴったりのお店です。

床面積も近隣の大型書店より狭い分、本棚が高いので蔵書は豊富にあるように思えます。
とくに漫画コーナーが充実していたことと、本棚の形状的に文庫本を一覧して見やすいなと感じました。

毎週更新されているのであろう、ジュンク堂書店の週間売上ランキング。
人が多い都市部の書店なので、いま世の中でどんな本がよく読まれているのか、どういった情報をキャッチしておいた方がいいのかが分かりそうです。

御書印帖カバーも販売されていました。取扱店舗が少ないので結構レアですよ。

この日の御書印巡りの朝、偶然寄ったカフェで面白いものを見つけました。名古屋の人気カフェ『KANNON COFFEE』とのコラボ企画で、店舗にあるショップカードを持っていくと、ジュンク堂書店名古屋店でオリジナルブックカバーがもらえます。
私もこのブックカバーが欲しくてショップカードを持って行ったのですが、道中のどこかで落としてしまったらしく、ジュンク堂のスタッフに事情を説明したらそのままブックカバーをいただけました。柔軟な対応ありがとうございます。
華氏451度

レイ・ブラッドベリ
早川書房
2014年4月24日
本を読むことも所有することも禁じられた管理社会を描いたディストピア小説。華氏451度(摂氏233℃)が本の紙が燃え始める温度だという説は有名です。
1953年に発表された作品ですが、スマホやSNSで断片的な情報が溢れ、人々が「立ち止まって思考すること」を忘れがちな現代において、ますますその警鐘はリアリティを増しています。

本を開けばどこへでも

2009年3月創刊 KADOKAWAが発行する児童文庫レーベル『角川つばさ文庫』の理念で、物語の世界を自身の翼で自由に飛び回り、未来を切り拓いてほしいと願いが込められています。
知の象徴とされるフクロウと、本の世界をどこまでも飛び回る言葉に、書店からの強いメッセージ性を感じ取れます。













