自分のアタマで考えよう|ちきりん
映画を観たあとや、本を読んだあとに、自分の言葉で意見や感想をまとめたい。ニュースを見たら自分の思考でその背景を探りたい。情報をただ入れるだけでなく、そこから適切にアウトプットできる人が教養のある人だと思います。
自分もきちんと意見をもって主張を述べられるようになりたいと思い、この本を読んでみました。
プロ野球の将来性、少子化問題のゆくすえ、婚活女子の判断基準、自殺の最大の原因、電気代の減らし方など。社会的な問題から個人のライフプランに関することまで、思考力がどれだけ重要かを教えてくれます。
自分のアタマで考えよう

ちきりん
ダイヤモンド社
2011年10月28日
概要
会議に結論が出なくてずるずると長引くことがよくあります。何かを決めるときには「情報」とは別に「意思決定プロセス」が必要なのです。
例えば買い物において価格情報をひたすら収集するのではなく、上限の値段を設定してフィルタリングすること。なんとなく夕食を考えながらスーパーへ行くより、メニューとレシピを決めてから買うべきものをリストアップすれば時間もお金も無駄がありません。
意思決定においては今求められている情報に集中することが大切で、最初に考えておくべき決めるプロセスというものがあるのです。
思考は情報収集作業ではなく、インプットした情報をアウトプットして結論に導く変換プロセスです。仮の結論でも間違っていても、なんらかの結論にたどり着くべきでしょう。
感想
2005年から自分の思考をブログに書きしたためている、社会派ブロガーちきりん氏による著書。TwitterやVoicyでよく見ますが、とても参考になる話や的を射た意見が多いです。SNSで影響力の大きい人にありがちな、尖った発言なども見られないような気がします。きっと長年インターネットを渡り歩いてきた、処世術のようなものがあるのでしょうね。
自分のアタマで考えた意見が常に支持されるとは限りませんが、借り物の意見やつまらない感想を述べる程度から脱却した、社会人としての品のある議論には欠かせないスキルだと思います。
テレビのニュースを見て「へ~」と頷いて次の日には内容を忘れてしまうような人に、思考力を鍛えるトレーニングとしておすすめできる一冊です。













