スターティングストレングス
原本が海外なので、例えば栄養に関する内容が3500~6000kcalなどとてつもないカロリーになってました。日本と欧米で基準が異なる点もあるので、その点も踏まえて読み進めていいく必要がありそうです。
スターティングストレングス

Mark Rippetoe(著)
八百健吾(訳)
株式会社医学映像教育センター
2019年4月5日
あらすじ/概要
5種目の主なバーベル種目に対象を限定し、それぞれを何十ページにわたって詳細に説明しています。バーベル種目は多くの筋群の動員、可動域、高重量を持ち上げるポテンシャルが高い運動です。やり方だけでなく、バイオメカニクスや解剖学の観点からの「なぜそのやり方か」までの解説を含んでいるので説得力が違います。
そもそもマシンの始まりはアーサー・ジョーンズが、ノーチラスを開発したところから。当初、身体をハードに鍛えるにはバーベルの扱いを覚えるしかなかったため、革命的でビジネス的にも大成功しました。ジムにとってもスタッフ教育のコストが大幅に削減されます。
しかしマシンサーキットはとても効率が悪く、ある人がバーベルに切り替えてから1週間で、12台のマシンで鍛えた何ケ月もの期間全体で増えた体重以上の増加もあったという話もあるほどです。人体は全体がひとつのシステムとして機能するものであり、マシンによって部位ごとに分割して鍛えるのは道理にかなっていません。なぜならマシントレーニングで得られた筋肉を、日常動作で同様の使い方をすることがないからです。
感想/考察
専門性の高さから値段が高い…。定価5,800円(税抜)なので、大学の参考書としても使われるレベルですね。そのぶん内容が充実していて、バーベル種目の正しい知識を入れるならこの本一択だと思います。
筋トレ本は数多くありますが、1つの種目を見開き1ページ程度の浅い内容ですませる本が多いこと。サイドレイズやレッグエクステンションのような、単関節運動なら簡単に理解できるかもしれませんが、スクワットやデッドリフトのように複雑な多関節運動で且つフリーウェイトについては、見開き1ページ程度の短い説明では適切なやり方は身につきません。むしろ怪我などのリスクにもつながります。
全体的に専門性の高さと、一つの内容に対する深さからトレーナー向けの本だと感じます。ある程度トレーニングの知識と経験がある人が、さらに深い理解を得るのにも最適です。












